振付解説

「振付」に対する考え方 | Ushaの場合

「振付」に対する考え方 | Ushaの場合

「振付」に対する考え方 | Ushaの場合

振付に対する考え方というものは振付師によってかなり違うものかと思います。

私は非常に変化に柔軟なタイプなので今度なにかの事情で考え方が変わる可能性も無きにしも非ずですが、そんな私でも活動を始めてから15年程「振付」というものに対する考えはあまり変わっていません。

そんな今の私の考えをお伝えしておこうと思います。

振付は「絶対的」なものではない

繰り返しますが私は振付を覚えることがとても苦手で、自分自身も自分で作った振付をレッスンの時にお伝えし間違えたり、パフォーマンスでは違うことをちょいちょいやらかしてしまいます。

生徒さんのグループの練習をしていても、練習を重ねるうちに「こっちの方がいいな」と変えてしまうこともあります。

その理由は楽曲に対する視点が変わっていったことが理由のこともあれば、実際レッスンで皆様のお身体や動きを見ているうちに「こっちの方がみんなが素敵に見えるな」と思って変えてしまうこともあります。
いずれにしても振付というものが、「何があっても変えてはいけない絶対的なもの」になってしまうと音楽よりも主張が強くなってしまう気がするからです。
「振付」は、みんなを縛るためのものではなくて単にツールにすぎず、変えるべき時には変えてしかるべき、とも思っています。

振付はひとつの目印

一方、振付というツールがあることで群舞がそろえやすかったり、魅力的に見えやすくするのに便利という利点はあります。
また、自由よりも伝統や形式を重んじるべきジャンルやスタイルの場合は振付が持つルールというものをしっかり受け止めた方がいいとも思っています。
私自身、まだ経験が浅かった頃は自由を好む自分の趣向と伝統の間に悩むことが多くありました。
伝統を深く知り、いわゆる守破離の「守」の部分を徹底すべき。でも自由でないと死んじゃう…!(←おおげさ)
今覚えばもっと勉強すべきで全然足りていなかったのですが、自分自身の自由を愛する気持ちを許して(しまって)きたからこそ長い期間継続することができたともいえるのではないかと思います。
そんな風にゆらゆらしながら
自分への戒めとして書いておくのですが、「振付は自由」「表現は自由」ということを盾にして変わることを拒んだり、他を受け付けない、伝統には絶対に従わない!などと逆に意固地にはならないようにしたい…と自分は思っています。

この記事を書いた理由

レッスンやワークショップに参加してくださっている皆さんはとてもまじめな方が多いです。

 

完璧にできるまでハフラやショーで踊ってはいけない、というお気持ちを持ったり、

間違いを恐れて練習に集中できなかったり、

私にはまだまだこの振付は早いわ!と決めつけてしまったり…

 

皆様から頂くメールなどからそんなお気持ちが感じられることが多々あります。

 

それは、踊りたいお気持ちよりも先に「先生や振付師の目」が気になってしまうというお気持ちから来るものかな?と思います。

私自身極度のHSP(ハイリーセンシティブパーソン)なので、他の方の気持ちを考えすぎて疲弊してしまう方のお気持ちが痛いほどわかるので。。。

 

今でも毎回毎回ショーやワークショップのたびに「こんな振付出していいのかな?」と悩みます。笑

話が逸れていきましたが、振付が頑なな強制力を持ってしまうことの弊害は、挑戦する人の勇気を奪うだけではありません。
自由度や余白といったものがなく、もっとよいものができる可能性も奪う可能性もあります。
自分の振付は完璧では全くなくて、皆さんとの練習の中で得た発見や学びを取り込んで常にバージョンアップしていくべきだとも思っています。
一撃ですぐ正しい線を引こうとせず、デッサンみたいに何度も何度も当たり線を引いてだんだんぼんやりと輪郭が見えてくるような、そんな感じでいいんじゃないかなと思います。
なので私の振付を踊られる際には適度にリラックスして臨んでくださいね♬
最後の一文が言いたいがために長々と書いてしまいました。笑
では!