皆様こんにちは♪ Ushaです。
本日は私の愛する『El Ultimo Baile』という楽曲をご紹介致します。
私がいつもパフォーマンスで踊らせて頂く時はGipsy Grooveの皆様の生演奏。こちらはChico & The Gypsies がカバーしたものにGGさんアレンジが加わったもの。私はこのバージョンがとてもとても大好きなんです。
ということで先にUsha×GGのライブ動画をアップしておきますね。
この曲のことについてもっと知りたくなった方はその先までぜひ読み進めてみてください♪
楽曲情報
Gipsy Groove × Usha
最後にこの曲に出会ったきっかけであり、私のだいすきなだいすきなミュージシャンであるジプシーグルーブ×伊藤アツ志さんとコラボさせて頂いた時の動画です♪
この曲を踊らせて頂く際は生演奏×即興のことが多いです。上の動画も即興で踊ったものになります。
ですが
↑のような雰囲気で即興を踊ってみたい!即興に苦手意識があるけどこれからチャレンジしたい! 完全即興は無理なのでちょっとだけガイドラインがほしい!という方たち向けに「即興入門」の動画レッスンを作ってみました。
有料の動画レッスンになりますがよかったらこちらもご覧くださいね♪
音楽のジャンル
ベリーダンスに長く関わっていらっしゃる方は聴かずともすぐにお気づきになるかと思いますが、今回ご紹介する楽曲はベリーダンス用の音楽としてはいわゆる「定番」「王道」といった種類のものではありません。
Ushaは混ざり合ったカルチャーが好きなので様々な国のいろいろな楽器や音楽とコラボするのが大好き。しかも昔からジプシー・キングスが大好きだったので私にとってGipsy Grooveさんの音で踊ることは息をするように自然なことであります。
さて、この音楽をジャンル的には何と呼んだらいいの? という問いに対しての答えは「ジプシールンバ」というのが妥当かと思います。ジャンルというよりは本来ギターの奏法を指してそう呼ぶのかもしれません。
フラメンコ的な香りがするのでスペインの音楽と思われる方が多いかと思いますが、フラメンコにルンバ音楽(キューバ)がミックスされたものが南フランスで独自に発展した音楽とのこと。
ジプシールンバの音楽について、Gipsy Grooveさんのウェブサイトに詳しく載っているのでよかったら合わせてお読みくださいね!
それに合わせて踊るベリーダンス…はどんなジャンルで呼んだらよいのかという点についてはとても悩むところ。
そもそも踊りというものは「ジャンル」に合わせて踊るものなのではなくて「音楽」に合わせて自然に生まれた踊りを後付けで分類していると考えるからです(個人的な意見です)
というわけで悩ましい気持ちを抱えてはいますが私は「ジプシーフュージョン」「ジプシールンバ」と便宜的に呼んでいます。
このあたりは各ダンサーさんによって意見が分かれるところかと思いますのであくまで私個人の感覚です、ということをお伝えしておきますね。
Ultimo Baile の原曲
Save The Last Dance For Me | The Drifters
Ultimo Baile の原曲はこちら『Save The Last Dance For Me』です。
楽曲名 | Save The Last Dance For Me |
---|---|
アーティスト名 | The Drifters |
リリース | 1960年 |
ジャンル | ポピュラー音楽, R&B |
レーベル | Atlantic Records |
作詞 | Doc Pomus, Mort Shuman |
作曲 | Doc Pomus, Mort Shuman |
プロデューサー | Jerry Leiber, Mike Stoller |
The Drifters の『Save The Last Dance For Me』はこちら (Apple Music に飛びます)
Save the Last Dance For Me の歌詞
※英語版とスペイン語版の歌詞を比較してから執筆したいと思っていたのですがスペイン語歌詞の正確なものが見つからず編集中です。しばしお待ちを!
英語/日本語の歌詞はこちら
私は歌詞よりもメロディやリズムの印象を先にキャッチしてダンスの方向性を決めることが多いのですが、この曲は初めて聴いた時からなんとなく歌詞が心に響いたんですよね。といってもスペイン語バージョンなのでところどころうっすらとしか理解できなかったのですが…一目惚れ? のノリで「これはわたしのために書いたの?(ToT)」と思っていました笑。
そして後になって☟のエピソードを知り余計に愛着が沸いてしまったのでした。
作詞者のドク・ポーマスは本楽曲を作詞した当時、小児麻痺の影響で脚に金具を付け両手で松葉杖をついて歩くという状態にあったため片手を女性の手に添え、もう片方の手は相手の肩か腰に当てて、ダンスを踊るということができなかった。でも、女性に手を取ってもらい肩に手を当ててもらいながら、自分は松葉杖をついてでも動くから、ラストダンスだけは私のために残して置いてくれ、そして一緒に踊ろう、というドク・ポーマスの思いが詞に込められているという
-引用: Wikipedia
映画の中の『Save The Last Dance For Me』
Save The Last Dance For Me は映画の中にも登場します。それはアメリカのロマンティック・コメディ映画『Shall We Dance?』(2004)。
個人的に一番映画をよく観ていた頃なので「うわぁー♡懐かしい~!」という気持ちになる時代。よく知ってるつもりでいたけど思ったよりも(自分が)意外と記憶力に乏しくて、実は日本映画『Shall we ダンス?』(1996)の方が先だったんですね(^^;)
Save The Last Dance For Me バリエーション
その後たくさんの方がカバーされていましてそれぞれ違った魅力で輝いていますね。あまりにも多すぎてここですべてを挙げることは難しいのですが、日本でも『ラストダンスは私に』という邦題で越路吹雪さんなどが歌っていらっしゃいます。
こちらは中森明菜さんバージョン。うん、好き( *´艸`)☟
数あるカバー曲の中でも私が一番好きなアレンジはもちろんこちら☟
さらにGipsy Grooveのアレンジでは感想部分に『愛の賛歌』が挿入されていてよりロマンティック度が増しています♡
『愛の賛歌』も素晴らしいですよね~…ここにこれを入れようと思ったGGさん最高!!
Chico & The Gypsies の『Ultimo Baile』はこちら(Apple Musicに飛びます)
Save The Last Dance For Me と即興ダンスまとめ
おっとついつい長くなってしまいました…
以上、私の愛するUltimo Baile 楽曲紹介でした。
ベリーダンスは即興で踊るのが醍醐味ではありますが、即興を心の底から楽しめるようになるまでには高い壁がありますよね。
即興の練習方法は様々なアプローチの仕方があり、長い時間がかかるかと思います。ですが即興をなるべく早く楽しめるようになるコツをひとつ今回の記事から抽出してお伝えしてこの記事を締めますね。
それはベリーダンス用の楽曲であってもなくてもよいので、あなたが愛してやまない曲をまず見つけましょう。そしてその曲を何度も何度も何度も何度も聞いて踊って触れて戯れて、咀嚼して自分の中に取り込みましょう。
音はどうかな、声はどうかな、と繊細なアンテナを張り巡らせて「自分だったらどう踊るか」を練りに練ってみてください。
「自分だったらこう踊る」の価値観が後になって変わってしまうことは恐れなくてOK。むしろ変えながら「自分が心の底から感じること」を表に出していく正解を見つけていきましょう。
今回のようにたくさんのアレンジやカバー曲が出ている場合はそれぞれに対して「このバージョンだったらこんな風に踊りたいかな」とイメージしてみるのもすごく勉強になりますよ!
ではでは、素敵なダンスライフを(^o^)/